杵屋勝桃生三味線教室|豊田・岡崎・みよしの三味線教室

豊田市の三味線教室「杵屋勝桃生三味線教室」の公式ブログです。子どもからシニアの方までその方のご希望に沿ったペースでご指南させていただきます。三味線の基本となる長唄に親しんでいただけるようご案内いたします。

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2018年03月12日 09:58  カテゴリ:三味線について

楽器の修理


三味線の棹(サオ)の一番上の部分を天神(テンジン)といいます。普段はカバーを付けてガードしていますが、舞台やお座敷など、人前で弾かせていただく時はカバーを外すのです。そんな時、少しの不注意でどこかにぶつけてしまうと、すぐ欠けてしまい、かなりのショックを受け落ち込みます。これは知らないうちに欠けており、カバーを外してガーンでした。修理してもらおうと思います。  


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2018年02月11日 22:49  カテゴリ:三味線について

三味線音楽の種類と特徴


日常生活の中で三味線に関わることはあまりないと思います。
三味線といっても多種多様な音楽と種類がありますので、特徴を簡単にご案内させていただきます


【歌物として分類】


▼長唄
歌舞伎の伴奏曲
舞踊の伴奏曲
お座敷曲など

▼地唄
三味線を三弦と称する
お琴、尺八、胡弓とも合奏

▼端唄
お座敷唄、流行歌など

▼民謡
全国各地の生活文化の歌
郷土によって多種多様

【語り物としての分類】
▼義太夫節
人形芝居から始まる
太棹を使用し迫力ある演奏

▼浪花節
浪曲ともいわれ
義理人情の語り三味線

▼新内節
浄瑠璃から始まり舞台から離れ発展
哀調漂い情緒的

▼常磐津節
浄瑠璃から始まり歌舞伎で舞踊伴奏で発達
ゆったりと重厚な曲調が特徴
中棹を使用

▼清元節
浄瑠璃から始まり歌舞伎で舞踊伴奏で発達
中棹を仕様  


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2018年02月11日 11:04  カテゴリ:三味線について

三味線を弾く道具(膝ゴム)


三味線を弾く時には、楽器を膝の上にのせます。
三味線は木製、膝から滑り落ちるので、滑り止めのゴムです。
三味線は、和服での演奏の機会も多いのですが、
お稽古の時はパンツやスカートなど着用する服の形状によって
安定感が違いますので、長いもの、小ぶりなものがあります。  


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2018年02月11日 08:36  カテゴリ:三味線について

三味線を弾くには(音合せ)

三味線は、唄う人の音程や、曲により基準となる音程を変えます。。三味線のネジをまわし、糸を張ったり、弛めたりして基準となる音程を決めます。声の高い人が歌う場合は、基準となる音を高く、そうでない時は低くします。糸を調節して転調するので、慣れれば便利です。基準となる音は、調子笛やチューナーを使います。調子笛は音を聞きわけて調弦しますが、笛と弦の音は音の種類が異なるため、苦手なかたもいらっしゃいます。その点チューナーを使えば、目で見て調弦ができますので自習の時など便利です。  


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2018年02月11日 03:00  カテゴリ:三味線について

三味線を弾くには(三味線編)


三味線
三味線は、弦を押さえる棹(さお)の部分は三本の糸からなり、撥(ばち)で弾く部分の胴は、太鼓の様に皮が貼ってあります。ネジは、舞台では白いネジを、練習用は木ネジが多いです。どの部分も重要ですが、特にネジは糸の調整のために常に気にしておかなければいけない気の抜けない部位でもあります。胴の皮は湿度の影響をダイレクトに受けるため、湿度の低い晴れの日はよく響き、雨の日には空模様同じく、どんよりとした響きになりがちです。水濡れは厳禁ですので当たり前ですが、飲食しながらのお稽古はご法度です。お三味線はとてもデリケートな楽器です、大切に接してあげてください。  


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2018年02月11日 02:29  カテゴリ:三味線について

三味線を弾く道具 (撥バチ)


三味線は撥(バチ)を使って弾きます。右手に撥を持ち、糸に撥を当てて音を出し、その音が太鼓の部分に響きます。撥の材質もいろいろありますが長唄では、象牙、合成樹脂製、木製が主流です。舞台では象牙、普段のお稽古では合成樹脂製、木製など自分の好みで使用します。材質や、厚み、親指を置く場所などの違いで音色は千差万別となりますので、いろいろ試してみると楽しいです。左手は、棹が滑りやすいように指すりをはめます。  


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2018年02月11日 02:25  カテゴリ:三味線について

三味線を弾く道具(糸編)




下から順に一の糸、二の糸、三の糸になります。糸の太さは、一・二・三の順に細くなります。糸の種類には、絹、ナイロン、テトロンなどがあります。三の糸は細く切れやすいため、普段のお稽古には、絹以外の糸を使うこともありますが、糸が切れる機会が少なくなるため、糸を変えるお稽古の機会も少なくなるのと、絹に比べて糸が捕まえにくい事もあります。慣れるまでは、糸を変えるのも一苦労ありますので、いろいろ試して感覚を実感するとよいと思います。舞台では、美しい音色が響く絹糸を使用します。しかし、よく伸ばしておかないと演奏中音が下がったり、伸ばしすぎると縮む事もあり、プチンと切れたり笑顔汗とてもデリケートな一面もあります。
  


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2018年02月11日 02:21  カテゴリ:三味線について

長唄について

長唄のお稽古をしていると言うと、”長唄って、小唄とか端唄の一種?” とか、”何を言っているのか意味が分からない” ”難しそう”などなど言われます。昔は私自身も、三味線音楽が多種あることも知りませんでしたし、唄といっても、名前のごとく一曲の時間が長いので、一般的な歌の概念とは異なります。
長唄は、上方(現在の京阪)地唄の根源をもち、江戸時代に歌舞伎の伴奏として生まれた舞台音楽が始まりです。時代を経て、歌舞伎などの劇場を離れ、舞台以外でも演奏されるようになりました。歌舞伎のセリフのない場面に演奏する曲、舞踊の伴奏曲、など多様です。長唄の曲を聴く際は、歌詞を読んだり、調べながら聞くと、その情景や物語り、登場人物の様子などが理解でき、時代感のある言葉で表現された歌詞を楽しむ鑑賞が出来ます。そして三味線は弾くのも、聞くのも、曲中の合い方と呼ばれる合奏の鮮やかさが際立ちます。この合奏の部分には曲により、主旋律の本手と副旋律の替手があり、きれいに揃うと本当に楽しいものです。一曲の長唄の中には、地唄、謡曲、民謡などの要素の部分であったり、日本の四季や自然、動物、鳥、昆虫の鳴き声を三味線の旋律で表してあったりと、れぞれの魅力を表現する楽しさと、奥深さを感じることができます。長唄って、結構欲張りで贅沢だなって思うことがありますにっこり。  


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2018年02月10日 23:54  カテゴリ:三味線について

三味線の歴史

三味線の基となる、三線(さんしん)と呼ばれる楽器が、14世紀後半、明の時代の中国から今の沖縄である琉球に渡ってきました。その後三線(さんしん)は、沖縄から大阪の堺に運ばれ、改造されます。当時の音楽は、琵琶を伴奏に使われていましたが、それに代わりこの改造された当時の三味線が、歌舞伎、小唄、浄瑠璃などの伴奏に使われるようになりました。それぞれの音楽の種類、流派等により大きさや音色が異なり、その音楽とともに独立して発展していき、楽器の種類が区別されています。
楽器の種類はこちら  


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2018年02月10日 23:37  カテゴリ:三味線について

三味線の種類

三味線といえば津軽三味線を思い浮かべるかたも多いかと思います。音楽の種類によって三味線にもいくつかの種類があるのです。
こちらの教室では、細棹三味線(ほそざおしゃみせん)を使う、長唄のお稽古をしております。

<三味線と音楽の種類>

▼細棹三味線(胴が小さめで棹が細い)
長唄・小唄・端唄・民謡など

▼中棹三味線(細棹、太棹の中間)
清元節・常磐津節・民謡など

▼太棹三味線(胴が大型で棹も太く長い)
津軽三味線・義太夫など  


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