杵屋勝桃生三味線教室|豊田・岡崎・みよしの三味線教室

豊田市の三味線教室「杵屋勝桃生三味線教室」の公式ブログです。子どもからシニアの方までその方のご希望に沿ったペースでご指南させていただきます。三味線の基本となる長唄に親しんでいただけるようご案内いたします。

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2019年03月30日 23:14  カテゴリ:活動記録

2018年主な活動

お稽古のご指南とは別に出張演奏、地方のお手伝いなど活動の場を提供していただくことがありますので、昨年度の活動をざっくりご紹介いたしました。

・名古屋観光ホテルにて演奏のお手伝い。勧進帳
・師匠の会にて発表。五色の糸、他12曲
・国立劇場にて杵勝会東京公演参加
・関市名月の夕べにて演奏。狸、他2曲
・豊田市能楽堂にて地方お手伝い。松の緑他
・名古屋能楽堂にて発表会
・セントレアにてお箏合奏。越後獅子
・豊田市小学校にて和楽器体験学習お手伝い。
・安城にて踊りの会演奏お手伝い。

春と秋には出張演奏などで活動させていただいています。
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2019年03月30日 21:56  カテゴリ:お稽古案内

ご挨拶

たくさんのwebサイトの中からこちらにお訪ねくださいまして、本当にありがとうございます。
2018年2月より、 杵屋勝桃生 三味線教室  を開設しました、
杵屋勝桃生(きねや かつとうお) 
と申します。2016年師範のお許しを頂き、日々お稽古に励んでいます。20代の頃、初めてお三味線に触れ合い、その時からすっかりお三味線の魅力にとりつかれ20余年。今でも初心の頃のワクワク感、お三味線が弾ける嬉しさは新鮮です。お三味線の魅力は、誰でも受け入れてくれる裾野の広さと、懐の深さがあると実感しております。お三味線が弾きたい、弾けるようになりたいと思ったら、どなたでも必ず弾けるようになります。お子さまからシニアの方まで、その方のペース、趣味に合わせて、誠心誠意 お稽古させていただきます。お三味線に癒され、時には励まされながらご一緒に楽しくお稽古しませんか!

  


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2018年06月30日 23:18  カテゴリ:お稽古について

お稽古の成果を実感できるとき

先日、私の所属する長唄会のお浚い会がありました。皆んな日頃のお稽古の成果を発表する機会です。発表会の直前は唄とお三味線を合わせ合奏しながらのお稽古となり、楽しいひと時を過ごせました。お浚い会の当日は、なるようにしかならない慌ただしい1日ですが、それまでのお稽古の時間は、試行錯誤しながらの有意義な時間を過ごしています。自分の悪い癖や、苦手な部分を俯瞰してみます。とりあえず思いつく問題点を挙げてみます。その問題点を意識しながらお稽古します。例えば...①ツボ(音程)が正確でない部分がある・②細かく弾くところの音が確実に全部出てない・③リズムが微妙な所がある...などなど、自分の演奏を分析する事が上達の一歩だと思います。録音して聞いてみるのはとても有効です。(聞くのは恐ろしいのですが(笑)真正面から向き合うのが大事)それらの問題点を克服し、100回弾いて100回ともできるようになればいいなーって思いますが、100回も弾いてられないので、せめて30回中30回できるくらいが私の目標です。この日々のお稽古のおかげで少しづつステップアップ出来ている事が、後から実感できます。昨日まで出来なかったのに、今日は出来た。忙しく時間が無くて毎日は出来なくとも、通算どの程度練習すると、何日くらいで出来るようになるという目安を把握すると具体的なお稽古に繋がります。  


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2018年06月23日 23:58  カテゴリ:長唄について

長唄を楽しむ(お三味線編)

ご訪問いただき本当にありがとうございます。
書いたり書かなかったり不調法ですみません。

今日は、長唄のお三味線、ここがおもしろいのでお勧めです!をご紹介します。

【色んなジャンルを一曲に凝縮】
三味線を使った音楽はたくさんあります。例えば端唄、小唄、民謡、新内、などなど。。。昔、日本に三味線が伝わった元祖から、時代の流れ、多くの文化の違いによって、枝分かれしてそれぞれ新化、発展していきました。どれも素敵で、欲張りな私は、どれもかじってみたいのです。そんな、わがままを叶えてくれるのが、長唄の曲だなって思います。一曲の時間が長い、長唄は、ここは地唄・民謡ぽいな、ここは新内、外記節かかり、など色んな要素が含まれています。そんな、それぞれの部分の特徴を表現しながら、弾き分けられたらどんなに嬉しいか憧れ、努力するのは楽しいことです。

【弾く楽しみ】
長唄のお三味線には合方(あいかた)と呼ばれる唄のない、演奏だけの部分があります。この合方は、皆で同じメロディーを乱れなく弾いたり、主旋律の本手(ほんて)と、副旋律の替手(かえで)の重奏を合奏する楽しみがあります。ちょっとした音程や、タイミングの違いで中々合わなかったりですが、試行錯誤のうち綺麗にあったときはとても嬉しいものです。

【ソロも合奏も】
三味線を演奏する係の人を、三味線方(しゃみせんかた)といいますが、その三味線方の主役をたて三味線といいます。(唄の人は、ウタカタといい、たて唄といいます) たての三味線を弾く人は、一人で弾くソロパートがあり、腕の見せ所です。さらに、演奏曲全体の指揮をとり、曲想を自分好みに作り上げることが出来ます。
  


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2018年06月17日 22:08  カテゴリ:長唄について

長唄を楽しむ(唄編)

長唄といえば、三味線は弾きたいけれど唄の方は何歌っているのやら、というイメージがあるようで、本当に意味わかってるの(笑)?と聞かれることがあります。確かに古典的な表現が多く、直感的に理解出来る歌では無いと思います。長唄の曲を聴く際は、歌詞を読んだり、調べながら聞くのと、そうでない場合では受ける印象がずいぶん異なるように思います。どんな音楽でも、曲の旋律だけで好きになる場合もありますが、長唄の場合、歌詞の意味が解ると、その内容に共感したり、情景に想いを馳せたり、登場人物の人物像を、あれこれ考えたりなど楽しみ方の巾が広がります。長唄の場合それが顕著です。歌詞が解らなければ、なんだか堅苦しく意味不明な音楽という印象になりますが、歌詞の意味が解明されれば楽しさ倍増です。長唄を聞く機会があれば、ぜひ唄の内容など調べてみてください。本  


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2018年06月17日 21:58  カテゴリ:長唄について

人気の長唄曲(連獅子)

連獅子

1861年(幕末)作の勝三郎連獅子と、1872年(明治)作の正治郎連獅子の二種があります。物語は同じで、親獅子は子獅子が勇敢か臆病か試す為、谷底に突き落とします。そのまま落ちるように見えた子獅子は、勇敢にはい上がってきます。二種の連獅子それぞれ、親子の愛情に満ちた内容は一緒ですが、曲は全く異なり、歌舞伎や舞踊での、赤と白の獅子が頭を振り回す場面のメロディーを’狂い’と言い、どちらもかっこいいです。
余談ですが、以前舞踊の地方をさせてもらった時この曲がありました。踊りの方々が全身を使って、長い毛の獅子頭を何度も振られ、間近で息づかいを感じ、その迫力と体力的なハードさに驚いたことがとても印象に残っています。  


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2018年03月12日 09:58  カテゴリ:三味線について

楽器の修理


三味線の棹(サオ)の一番上の部分を天神(テンジン)といいます。普段はカバーを付けてガードしていますが、舞台やお座敷など、人前で弾かせていただく時はカバーを外すのです。そんな時、少しの不注意でどこかにぶつけてしまうと、すぐ欠けてしまい、かなりのショックを受け落ち込みます。これは知らないうちに欠けており、カバーを外してガーンでした。修理してもらおうと思います。  


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2018年03月10日 03:57  カテゴリ:長唄について

長唄に出てくる言葉 (角兵衛獅子)

角兵衛獅子

越後(新潟)の大道芸人。
太鼓を胸につけ、獅子頭をかぶっていろいろな芸をする郷土芸能のひとつ。

新潟観光協会写真


  


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2018年03月10日 03:52  カテゴリ:長唄について

人気の長唄曲(越後獅子)

越後獅子

1811年制作。江戸時代には、春の風物詩として大人気の角兵衛獅子を題材にした舞踊曲。
旅から旅の芸人の哀愁や、情緒、大勢の喜ぶお客さんの様子が唄われている。

  


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2018年03月10日 03:17  カテゴリ:長唄について

人気の長唄曲(勧進帳)

勧進帳

1840年制作。
源義経と武蔵坊弁慶が安宅関所を通過する模様の歌舞伎の曲。
源義経がまだ牛若丸と呼ばれていたころから主従関係の二人。
源平合戦で活躍した後、兄・源頼朝が義経討伐を命じ追われる身に。
山伏に扮した義経・弁慶一行が、北陸から奥州藤原氏を頼り、安宅の関所(現在の石川県)を通過する場面。
物語の主な感動的場面は。
・弁慶が白紙の巻物にもかかわらず、勧進帳としてスラスラと読み上げる。
・関所の役人に嫌疑をかけられた義経を、思い切り叩いた後、主君への無礼を涙ながらに詫びる。
・役人・富樫も、二人の主従関係に感銘を受け、気付かぬふりで通行を許可する。
判官贔屓として、物語の内容もみんなに好まれていますし
曲終盤にある、三味線の聞かせどころ瀧流し(たきながし)の合方(唄は無く、三味線と鳴り物で滝の迫力をイメージする演奏)が大人気です。  


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