長唄を楽しむ(唄編)

杵屋勝桃生三味線教室

2018年06月17日 22:08

長唄といえば、三味線は弾きたいけれど唄の方は何歌っているのやら、というイメージがあるようで、本当に意味わかってるの(笑)?と聞かれることがあります。確かに古典的な表現が多く、直感的に理解出来る歌では無いと思います。長唄の曲を聴く際は、歌詞を読んだり、調べながら聞くのと、そうでない場合では受ける印象がずいぶん異なるように思います。どんな音楽でも、曲の旋律だけで好きになる場合もありますが、長唄の場合、歌詞の意味が解ると、その内容に共感したり、情景に想いを馳せたり、登場人物の人物像を、あれこれ考えたりなど楽しみ方の巾が広がります。長唄の場合それが顕著です。歌詞が解らなければ、なんだか堅苦しく意味不明な音楽という印象になりますが、歌詞の意味が解明されれば楽しさ倍増です。長唄を聞く機会があれば、ぜひ唄の内容など調べてみてください。

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