三味線を弾く道具(糸編)

杵屋勝桃生三味線教室

2018年02月11日 02:25




下から順に一の糸、二の糸、三の糸になります。糸の太さは、一・二・三の順に細くなります。糸の種類には、絹、ナイロン、テトロンなどがあります。三の糸は細く切れやすいため、普段のお稽古には、絹以外の糸を使うこともありますが、糸が切れる機会が少なくなるため、糸を変えるお稽古の機会も少なくなるのと、絹に比べて糸が捕まえにくい事もあります。慣れるまでは、糸を変えるのも一苦労ありますので、いろいろ試して感覚を実感するとよいと思います。舞台では、美しい音色が響く絹糸を使用します。しかし、よく伸ばしておかないと演奏中音が下がったり、伸ばしすぎると縮む事もあり、プチンと切れたりとてもデリケートな一面もあります。

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